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今回はちょっと真面目な小話を…。

『社長から「全従業員が1ヶ月後に辞めるって言ってきてね…。」と相談がありました。』

誰が一番悪いのか?

さて、上の1文で「誰が悪い」と思われましたか?

…多分多くの意見として、会社の経営能力のなさ・社長の力量の無さ…で片付けられるお話ですよね。

又は、相談を受けた人が例えば税理士さんだとして、税理士がそれまでに社長にアドバイスしなかったから。とか…。

ただ、経営に口を挟む税理士さんは、物事をややこしくする素質を持っている可能性があるので気をつけて下さいませ。

 

私の意見としては、「従業員の思慮の無さ・次期社長になる人材の無さ」も考えの中に入れるべきだと思います。

会社は、良い時もあれば悪い時もあります。

従業員にとっては生活がかかっているので『給料』をもらわないとやっていけない。

業績の良い時は会社からの『給料』を貰える。

でも、業績が悪い時は会社から『給料』を減額される。ひどい時はボーナスを貰えていたのにそれが貰えなくなる。

結果、

退職して新しい会社に入り直そう。今よりいい会社がきっとある。

私も、30代前半の頃はそういう考えでした。

又、社長が若ければ、新しい人材を埋めれば会社は成り立っていく。

でもこれって、運が良ければの話だと思いませんか?

40歳過ぎての転職、「日本は人材不足」と言っても職種によっては転職は難しい。

又、全部一からやり直す必要があるため、新人扱い・上司が自分より下の子・色んな物に気を使わないといけない。

もし、今の会社に一人でも「この人についていこう!」と思える人が居るなら、その会社に居てその人の元で働くことをオススメします。「この仕事、自分に合わない」とか簡単に決めつけず、一緒に働いている人達との関係が良好であればその会社を大事にすべきです

では、独立…商材があるんだからなんとかなる。

そういう方だったら独立も有りだと思います。やりがいも、もしかしたら従業員の頃よりもあるかもしれない。

でも、毎月貰っていた固定の『給料』は無くなります。

いや、独立して従業員の頃よりも給料も良くなりました。

でも、それでいいんでしょうか?

もしそんな人が一瞬でも儲かって、会社を立ち上げて従業員を雇う事になったとします。

確実に最初の一文目になる可能性が高いと思います

会社(法人)って、従業員にとっては無機質で温度のないものかもしれません。

でも、創業者にとっては子供と一緒です。

大事な子供を、自分の子供に託す又は他人に託す事によって今よりもどんどん大きくなっていきます。

自分一人の力で大きく出来たものではありません。

又、転職することも独立することも従業員が同時期に辞めることも悪いことではありません。

「再優先順位を自分にすることで、会社は潰れる。」

例え平社員でも、「自分の作業で会社を大きくしていっている」という誇りを忘れてはいけないと思います。

会社は、本当に簡単に作れます。今は1円の資本金があれば作れるんですから。自分で登記すれば司法書士さんへの手数料も浮きます。

でも、会社が潰れるのも簡単…本当にあっという間です。

人が居なくなれば成り立たなくなるし、それを育てる人間が居なくなれば死んでしまいます。

簡単に「法人化して儲けてお金持ちになる!」と言う人が昨今多く見られます。

(本当に儲かってる人は、「儲かったから法人化して節税対策使おうかな…。」という考えになるので。そこ、間違えてはいけません。)

でも、そこには人が関わっているという事を絶対に忘れてはいけないんです。

近々、2020年頃に中小企業経営者の引退問題があります。

日本では、事業承継出来ていない会社が多いのも事実です。

それは、「社長」が悪いのか?「従業員」が悪いのか?

会社を続けるということは、善悪問題で済ませられる問題では無いということにいち早く気づかなければ、本当に日本という国が終わる日も遠くはないと思います。

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kassy

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会計事務所勤務の生態系上「雌」であると思われる。 楽しいことと寝ることを趣味とする。 今の仕事をしながら副業が出来たら良いなと思っていますが、将来的にその副業も主な仕事になればいいなと思っています。 まずは、人脈作りから頑張ろうかと…。
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